JRSEのSDGsへの貢献
近年、社会インフラの老朽化進行に伴う事故の発生や、地震や降雨などの自然外力の巨大化による大きな災害の発生が社会問題になっています。 JRSEは、社会インフラの維持管理の専門家集団として、鉄道や道路をはじめとする橋やトンネル、盛土・斜面などの安全を守り人々に安心を与えることで社会に貢献することを使命にしています。私たちの活動は、持続可能でよりよい世界を目指すSDGsの取り組みにも貢献するものと考えています。コロナ禍で世の中は大きく変わろうとしていますが、社会と企業の持続的な発展に向けて、地道に かつ継続的に社会インフラに係る様々な課題の解決に取り組み、SDGsの達成に貢献していきます。
SDGsとは?
2015年9月にニューヨーク国連本部で開催された「国連持続可能なサミット」において、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。このアジェンダの中で人間、地球および繁栄のための行動計画として挙げられたものが、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」です。
JRSEとSDGs
JRSEはSDGsに掲げられた17の目標のうち、「11 住み続けられるまちづくりを」を中心に7つを特定し、これらの目標に直接的または間接的に貢献し、持続可能な社会の実現に努めてまいります。
具体的な取り組み
維持管理
■耐震診断・耐震補強
➣橋梁・高架橋の地震時挙動の把握を実施し、自然災害にも耐えうる強靭な鉄道インフラの基盤づくり(レジリエンス)などに貢献しました。
➣ホームドア設置のための設計など鉄道構造物の改良設計業務を通して、利用者の安全性や利便性の向上に貢献しました。
■健全度調査・診断・対策
➣トンネルを維持するための観測機器の保守に貢献しています。
➣豪雨など自然災害に対する橋梁や斜面の健全度診断や防災計画の策定を通して、鉄道構造物の強靭性の強化など持続可能性の向上に貢献しました。
➣老朽化した構造物の調査・分析を通して、強靭な鉄道インフラの維持・改善に貢献しています。
➣塩害により劣化したコンクリート構造物の長寿命化に貢献しています。
➣地震警報システムの適切な保守作業により列車運行時の安全性に寄与しています。
■技術開発
➣検査業務の効率化および高精度化に寄与しました。
➣模型実験を通して、老朽化した鉄道インフラを維持するための技術開発に貢献しました。
技術継承
■維持管理に精通した技術者の育成
➣OJTの推進およびマニュアル類の整備に着手し、部内教育の充実に努めています。
➣鉄道事業者や学協会コンサルとの交流強化により獲得した情報を社内に展開・共有しました。
➣鉄道事業者向けの教育研修を実施することにより、技術者の育成に貢献しました。
働き方
■働き方改革の推進・ハラスメント対策
➣育児休暇の積極的な取得を促し、家事や子育ての平等な負担に寄与しました。
➣ジェンダー平等への日常的な取組みにより社員のエンパワーメントの推進に寄与しました。
➣社内コミュニケーションの活性化や働きやすい環境の整備によりウェルビーイングを推進しました。